1. なぜ今回こちらの作品を作ろうと思ったのですか?
2019年1月、JCATのsmiley展出品の為に、初めてニューヨークに来ました。
ニューヨークは知的で洗練されたユーモアのある街。自由な考え方と広い視野に影響されて、
ニューヨークで感じた色と形を表現しようと思いました。伝統的な日本美の新たな目覚めです。
独自の新しいスタイルで描きました。
2. 出展作品ひとつひとつの説明をお願いします。
「sweet rain Ⅰ」and「sweet rain Ⅱ」
私が描いているのは、慈愛と美しさです。それを花の姿を借りて彩り豊かに描いています。
日本画は日本古来の画材を使っています。
天然の鉱石や色ガラス、つまりパワーストーンを砕いて作った岩絵の具を用いて、和紙、にかわ、水で描いてます。
日本の掛け軸を意識した縦長の画面。藤の花があたかも雨のように降り注ぐ、甘い香りと雫の煌めきを感じる作品です。
3. 制作する際に気を使ったことは何ですか?
常に新しい事にチャレンジすることを心掛けています。自分が成長する事を意識しています。
具象と抽象の間のような、見る人の感情が入り込む余白のある作品で、新しい価値を作りたいと思いました。
4. この作品、アート活動を通じて見る人々に何を伝えたいですか?
私は自分が持っている、明るくおおらかな大きなエネルギーをアートに向かわせています。
自分が今までに得たものをこれからは与えて与えて与えて、豊かさを伝えていきたいです。
それがアーティストとしての自分のミッションだと思っています。